変えられない相手との上手い付き合い方は?わたしの実体験をもとに解説

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東京で5年以上ドラッグストア店長として働いていた豊崎ひよりです。仕事や家庭で、こんなことを思う場面がありますよね?

「この人、なんでわたしの考えをわかってくれないんだろう」
「どうしたらあの人を変えられるんだろう」
「変えられないあの人と付き合うのに疲れた」

わたしも部下を指導するときや家族と会話するときにわかってもらえないと、どっと疲弊する感覚がありました。相手を変えようとしても、残念ながら相手は変わってくれません。ただし、自分の考え方や行動を変えるだけで、相手や周りの環境は勝手に変わります。

ポイントは、あなたの考え方や行動を「ちょっとだけ」変えること。

この記事では、変えられない相手との付き合い方で困っている方向けに、どうしたら変えられない相手とうまく付き合えるかを解説します。「ちょっとだけ」考え方や行動を変えるコツを知っているかで、今後の人付き合いのしやすさが変わりますよ。ぜひ最後までお読みください。

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目次

相手は変えられない?考え方を解説します

いきなり相手を変えるのは不可能に近いです。相手に変わる気がないんですから。算数を思い浮かべてみると分かりやすいでしょう。

たとえば0(ゼロ)に100をかけても答えは?(0×100=?)もちろん答えは0(ゼロ)ですよね。どんな数字をかけても0(ゼロ)のままです。

つまり相手が変わりたい感情が0(ゼロ)であなたがいくら相手を変えるための熱量を加えたところで状況は変わりません。

変えられない相手とうまく付き合うためのコツ3つ

仕事や家庭で「相手を変えたい」って思うことありますよね。そんな時どうやったら相手を変えられるのでしょうか。変えられない相手とうまく付き合うためのコツを3つご紹介します。

1.相手を変えるには「自分が待つ」

相手に変わってもらいたいときには自分の考え方を「ちょっとだけ」変えると良いでしょう。

つまり、相手が自分自身を変えたい気持ち0(ゼロ)が1でも0.1でもいいので、0(ゼロ)以上になるときを「待つ」ことが大切です。0(ゼロ)になにをかけても答えは変わらないからです。

残念な真実ですが、相手が自分を変えたいと思うまで待ちましょう。

2.相手を変えるには「伝え方を変える」

相手を変えるためには「YOU(ユー)メッセージ」ではなく「I(アイ)メッセージ」を意識しましょう。

「あなたが〜してください」のように「YOU(ユー)メッセージ」は主語が「あなた」になっている表現方法です。一方「わたしは〜してほしい」のように「I(アイ)メッセージ」は主語が「わたし」になっている表現方法です。

「YOU(ユー)メッセージ」は相手にお願いをするときやあなたの考えを伝えるときに反感を買ってしまうかもしれません。しかし「I(アイ)メッセージ」を使うことで相手を尊重しながらうまく付き合っていけます。

例「I(アイ)メッセージ」と「YOU(ユー)メッセージ」の違い

「I(アイ)メッセージ」「YOU(ユー)メッセージ」
(わたしは)早く片付けてくれると助かります
(わたしは)遊ぶ前に宿題をするといいと思うよ
(あなたが)早く片付けてください
(あなたが)遊ぶ前に宿題をやりなさい

ぜひ伝え方を「ちょっとだけ」変えてあなたの考えを伝えてみてくださいね。

3.相手を変えるには「影響の輪と関心の輪を認識する」

「影響の輪と関心の輪」とは、あなたが気になる事柄の中には、あなたが影響を与えられる事柄と影響を与えられない事柄がある、ということです。

図で表すと分かりやすいですね。

この図のように、あなたは影響の輪の中でしか変化を与えることができません。たとえば会社でいつも機嫌が悪い上司がいたとします。あなたはこう思うかもしれません。

「なんでいつもイライラをぶつけてくるんだ、腹がたつ」

しかし上司の機嫌はその上司にしか変えることができないのです。そのためあなたは自分の影響の輪の中でできることをやっていくことが大切です。この例でいえば、上司の態度が目に入らないように仕事場所を変えたり、自分の仕事に集中したりするのが良いでしょう。

「影響の輪と関心の輪」についてはスティーブン・R・コヴィー著『完訳7つの習慣 人格主義の回復』でくわしく解説されています。まだ読んでいない方はぜひ手に取ってみてくださいね。

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コツを使うと相手を変えられる?わたしの実体験

仕事や家庭で人を変えることができた体験があるので、参考にしていただければと思います。

40歳も年上の部下を変えた体験

当時わたしよりも40歳以上も年上の部下を持っていた時の話です。部下の中に、店舗内の従業員と何度もケンカを続けてきた鈴木さん(仮名)がいました。ケンカっ早いけれど販売力に長けている鈴木さん。

店舗内の雰囲気をよくして店舗の売上を上げていくために、鈴木さんが販売に成功したときには「毎回感謝を伝える」ようにしました。「感謝を伝える」ことはわたしの「影響の範囲内」でできることだからです。

鈴木さんは店舗内でのケンカではなく、販売に集中するようになったのです。時間は必要でしたが、かつての鈴木さんはいません。店舗一の販売推進役として、工夫している点を他の従業員へ共有するようになっていました。

夫のお金の考え方を変えた体験

わたしは2020年ころからインデックス投資をして老後資金作りをしています。かたや夫は投資に興味がありませんし、給料が入ったら入った分だけ使って「1,000円であと2週間暮らさなきゃ」なんて言っていました。

最初は夫にも貯金と投資をやらせたいと思って、「投資した方がいい」と伝えていました。しかし一向に変わる気配がない夫。

そんなときに知ったのが「影響の輪と関心の輪」という概念です。夫のお金の考え方が変わるかどうかは夫次第なので、わたしはわたしでひたすらインデックス投資、資産運用などを勉強してきました。

その様子をみていた夫に変化があったのです。

「証券口座の作り方教えて」

貯金0(ゼロ)の夫がつみたてNISAを始めて、1年後には口座には30万円(あくまで評価額)もありました。現在は新NISA口座で長期投資を続けています。

自分では変えられないからこそ、相手が変わってくれたときは心弾みました!

まとめ

変えられない相手とうまく付き合うためのコツを3つ解説しました。コツは以下のとおりです。

1.相手を変えるには「自分が変わる」
2.相手を変えるには「伝え方を変える」
3.相手を変えるには「影響の輪と関心の輪を認識する」

ぜひコツを使って変えられない相手とも良好な関係を築いてくださいね!

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